家の「材料」、どう選ぶ?
家を構成する「材料(建築材など)」にはさまざまなものがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
「すべてのものには必ずメリットとデメリットがある」
まずこのことを認識しておくことがとても重要です。
そして、見方や価値観によってどのメリットを選び、どのデメリットを受け入れるかが変わります。
このことを踏まえ、家の「材料」は何を選んだらよいのでしょうか? またはどう選べばよいのでしょうか?
ベストな選択につながるヒントをお話ししたいと思います。
「オススメ」が「良いもの」であるとは限らない
私たち工務店は、数ある材料の中から総合的に見て
「現在の時点でベスト、そしてあなたにとってベスト」だと思う材料をオススメしています。
ここでやっかいなのは、オススメの材料は会社によって変わるということです。
その会社が「何を提供したいか」によってオススメする材料が変わるのです。
しかも、ここで注意が必要なのは「何を提供したいか=良いと思うもの」とは限らないということです。
家を少しでも安く、たくさん売りたいと思う会社は、単純に安いものをオススメしますし、
家を早く造ってたくさん売りたいと思う会社は、早く作れる材料をオススメします。
工務店やハウスメーカーなど複数の会社に回ってみた経験がある方はわかると思いますが、
会社によってオススメする材料が違うのはそのためです。
建築には正解がないがゆえに、それぞれの思惑でオススメしたいものが変わるのです。
(もちろん、すべての会社が会社の都合だけでオススメする材料を決めているわけではありせんが)
ネットで何でも調べられる時代の落とし穴
私たちの考える家の材料の果たすべき最低限の役割は、「そこに住む人の健康と快適性」です。
なので、「素材としての素性と材料としての能力」を満たせないものはどんなに安くても私たちはオススメしません。
ですが、皆さんが数ある材料(選択肢)の良し悪しをすべてご自身の目で見極めるのは不可能に近いと思います。
たとえば、医学を学んだことがなければ、医師が処方した薬の良し悪しや成分の違いがわからないように、
専門職の専門知識はその専門家でないと到底理解が及びません。
現代は専門外の方でもインターネットで相当調べられるようになりましたが、今度は情報がありすぎて、
どれが正しい情報なのか判別がつかなくなったり、いち部分だけで検索した結果「良いもの」だと思っても、
トータルで見た場合のアンバランスな副作用やその隣にあるものへの悪影響までは検索しきれません。
わかりやすい例が「断熱材」です。
高断熱が当たり前の現代において、数々の高性能な材料が選択肢としてありますが、
当然ながらメーカーが明記しているのは「そのものの性能のみ」です。
「材料」としてはたとえ世界最高レベルの断熱材だとしても、隙間が1センチもできてしまえば「家の断熱性能」としては
ほとんどゼロになってしまったり、隣りに接する材料によっては腐ってしまったりする場合もあるわけです。
結局、「餅は餅屋」にしかわからない、と言えそうです。
自分の求める住まいづくりに適する材料を探すためには…
家は部分の集合で成り立っていると同時に、全体のバランスで立しているものです。
家や建築物は人間の身体ほど複雑ではないですが、たとえば歯並びが悪いと肩が凝るだとか、
内臓が悪いと足の裏が痛いとかということと一緒だと考えるとわかりやすいでしょう。
さらに言えば、人間でいう「心」の面に該当するものが建築にもあります。
心身の「身」が建物を実際に構成する「材料」や「構造」であるとしたら、
「心」は「デザイン」や「居心地」がそれにあたります。それがなくても「物としての家」としては成立しますが、
別にそこに住む理由はなく、別にそこでなくても良いものでしかありません。
ただの入れ物を大金をかけて造る意味はどこにあるのでしょうか?
断熱材ひとつとってもここでは書ききれないほどの選択肢と、それと同じ数だけのメリットとデメリットがあり、
選ぶものによって屋根や壁や床、その他の部分に影響しあうということを頭に入れておく必要があります。
材料選びに迷ったときにはぜひ、餅屋である私たちに何でも聞いてください。
私たち「ウィンウィンホーム」では、ほぼ毎日、住まいづくりを始める方に向けて無料相談会を行っています。
「家」に関することならなんでもご相談を受け付けています。
まずは理想の住まいやこだわりについて、私たちと気軽にお話ししましょう。
TELの方は、0120-51-7600
mailの方は、win@msk-k.cc
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皆さんの暮らしがより豊かに、そして、より快適になることを願っています。