吹き抜けを作ればよかったと後悔する理由とは?
思い切って建てた新築住宅。
しかし、実際住んだ後に「吹き抜けにすれば良かった…」と後悔する人は案外多いものです。
今回は、どういった理由で後悔するのか、掘り下げていきます。
吹き抜けを作ればよかったと後悔する理由とは?
1: 開放感が足りない
家具家電の他、引っ越しの荷物が入った後、思ったより狭さや圧迫感を感じるケースはよくあります。
やはり吹き抜けにしておけば、天井に広い空間が広がり、室内も広く見え、開放感の問題は簡単に解決できたと、後になって後悔する人も多いです。
2: 1階のリビングが暗い
吹き抜けは、上階からの光を取り込むことでリビングを明るくできます。
一方、北側に窓がない場合や、周囲に高い建物がある場合は、日当たりが悪くなりやすく、リビングが暗くなってしまう可能性があります。
3: 家族のコミュニケーションが減った
吹き抜けは、家族間のコミュニケーションを促進すると期待されます。
吹き抜けがないと、お互いの距離が遠くなることで、家族間のコミュニケーションが減ってしまうことがあるのです。
特に、子供が自分の部屋にこもりがちになると、家族同士の会話が減ってしまう可能性があります。
4: 2階に使わない部屋がある
吹き抜けを採用すると、2階部分の床面積が減ってしまうため、部屋数が減る場合があります。
しかし、2階に不要な部屋ができてしまい、空間の無駄遣いになってしまうと、それなら吹き抜けにすればよかったと後悔するようです。
吹き抜けを採用する際の注意点
吹き抜けを採用する際には、空調対策、防音対策、2階床面積の制限など、注意すべき点がいくつかあります。
これらのポイントを事前に理解しておくことで、快適で後悔のない家づくりを実現することができます。
1: 空調対策を立てる
吹き抜けを採用すると、リビングの天井が高くなるため、エアコンなどの空調設備が効きにくくなる可能性があります。
空調をきちんと効かせるために、シーリングファンを設置したり、建物の断熱性や気密性にこだわったりといった対策を検討する必要があります。
特に、夏は冷房が効きにくく、冬は暖房が効きにくいので、空調対策をしっかり行うことが重要です。
2: 防音対策を立てる
吹き抜けのある家では、階を越えてのコミュニケーションがとりやすい反面、各部屋同士での音漏れが気になりやすくなる可能性があります。
2階の居室にいてもリビングからの会話やテレビの音が聞こえてきてゆっくり過ごせなかったり、リビングの音が気になって寝室でも眠れなくなってしまったりする可能性があります。
そのため、家族全員が快適に過ごせるよう、壁や扉の防音性を高くするなどの対策を検討する必要があります。
3: 2階の床面積が限られることを理解しておく
吹き抜けを採用することで、2階の床面積が限られてしまうということを、事前によく理解しておく必要があります。
吹き抜けの広さにもよりますが、2階に配置できる部屋数が通常の間取りの場合よりも1部屋分減ってしまうというケースはよくあります。
そのため、家全体の開放感をとるか、2階の部屋数や各部屋の広さをとるか、優先したいポイントをよく考えたうえで吹き抜けの採用を検討することが大切です。
まとめ
吹き抜けを採用する際には、開放感や採光などのメリットだけでなく、日当たりの悪さ、音漏れ、家族間のコミュニケーションの減少、2階床面積の制限など、デメリットについても考慮することが重要です。
事前にしっかりと計画を立て、後悔のない家づくりを実現しましょう。
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新築をお考えの方は、お気軽にご相談ください。