暮らしのウチとソトをつなぐ。外構と中間領域の大切さ。
暮らしのうちとソトをつなぐ。
「中間領域」と外構の大切な役割とは。
家を建てるとき、まずは間取りなど家の中(ウチ)のことに着目しますね。
しかし、暮らし方をさらに追及すると、街や地域(ソト)とのつながりを考えることも、自分たちらしい住まいを造り上げるための重要なポイントです。
そこで最近、注目されているのが「中間領域」という住まいの空間構造。
実は日本では昔からなじみの深い空間でした。
「中間領域」は家と人と自然をつなぐ場所
梅雨の合間に広がる青空はとても貴重。緑の葉の生い茂る街路樹がつくる日陰の下を歩いて、近所で評判のカフェへ。
オープンテラスで過ごす時間はとても開放的で心地の良いものですよね。
この外なのに店内、店内なのに外・・・という内と外との敷居があいまいな空間を、建築の世界では「中間領域」と呼んでいます。
「中間領域」はずっと昔から、私たちの身近に存在していました。
日本家屋における「縁側」がそれです。
部屋の中から庭の緑を眺める場所、ふらりと訪れたお客様を気軽にもてなすことのできる場所、雨風の侵入を防ぎ日よけになる場所、あるいは部屋の空間を拡張する場所。
縁側は、部屋と庭の間に位置しさまざまな役割を持つ、人と自然をゆるやかにつなぐ空間です。
ますます注目が集まる「中間領域」の大切な役割
「中間領域」は軒や縁側、仕切りなどで風を取り入れたり、夏の強い日差しを遮るなど、季節に応じてフレキシブルな生活空間を作り出しますが、外気温と室内温度との間の温度を保って段階的な温度環境を作り出すため、より快適性が増すというデータもあります。
また外構に植物や樹木を用いたときには、季節の移ろいを楽しむことができ、より自然が身近に感じられる生活を送ることができます。
木々の香りや葉の緑、風の音、小鳥のさえずりにはリラックス効果があり、快適感や安心感をもたらします。
最近はこの「中間領域」に新たな役割を持たせて設計する住宅が増えてきました。
従来の縁側的な活用はもちろん、植栽や外構などと組み合わせて街の景観を守り、より自然な形でプライバシーを確保できること。
あわせて適度な距離を保ちつつ地域との交流を持てる場所としての役割に注目が集まっています。
家と人と自然をつなぐ場所としての「中間領域」、自分たちらしい暮らし方にさらに彩りと付加価値が加わるポイントになる空間です。
ぜひヒントにしてみてくださいね。
今回は「中間領域」についてお話ししました。
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