日本の家の換気と通気と結露を考える勉強会
日本らしい暮らし
関東地方は梅雨明けしたと聞き、四国もそろそろかなと思っていた矢先の大雨。昨日と一昨日は警報が出たとのことで小学校は休校になってました。
予期せぬお休みは子どもたちにとっては最高のプレゼントになったかもしれませんね。
あれれ?帽子のサイズが小さいのか、それともボクの頭がデカいのか、今夜のご注文はどっち?
どうも「あそパンマン」です。
さて、この梅雨の時期に問合せが増える項目のひとつに雨漏りがあります。
雨漏りの原因は様々ですが、木造住宅となると木材が濡れて水分を含んでしまうほど恐ろしいものはないかもしれません。水分を含んだ木材は腐食してしまいますもんね。
家の性能について「気密性、断熱性、耐震性」というキーワードはよく耳にします。
家を建てる側(住宅会社)もこのキーワードを推している感じを最近特に目にしますが、家に住む側(お施主さま)からすると、1番のこだわりは「耐久性」というデータ結果が出ています。
いくら気密性、断熱性、耐震性、はたまたデザインに優れていても、長持ちしない家はダメだよということですね。「耐震性 = 長持ち」 とは限らないですもんね。
そんな、お家の耐久性に欠かせないのが「換気、通気、結露」この3つのキーワードです。まるで「ヤサイ、ニンニク、アブラ」のラーメン二郎みたいな響きです。笑
そんなお家の耐久性に欠かせない3つのキーワードを学ぶべく、大阪府枚方市で超高性能な家づくりに取り組んでおられる中川忠工務店の中川棟梁と緒方さんにアテンドいただき、兵庫県は加西市にある株式会社ハウゼコさんにエクスマ工務店の愉快な仲間達とお邪魔させておいただきました。
ハウゼコさんは、住宅に欠かせない「役物」を自社工場で生産しています。住まわれるご家族はなかなか目にする機会のない部材ですね。しかし、目に見えないからこそ重要とも捉えられます。
四季がある日本
雨が続き蒸し暑い梅雨、ギラギラと強い日差しの夏、強い雨と風で時には被害をもたらす台風、愛媛県でも時には雪も降り積もったり。そう考えると、日本の家は自然の厳しさと向き合い日々戦っています。
昨今の住宅業界に目を向けると、省エネルギー化を実現する為、高い気密性能と断熱性能を重要視する傾向が感じられます。また、万が一の地震に耐えうるように強い家づくりも求められています。
しかしながら、家の寿命に関わる耐久性が確保されていなければ本末転倒。
ハウゼコの神戸社長は、長きに渡っていい家を保つにはどうすればいいのか?という想いを胸に自ら実験棟を建て研究を重ねています。
家の耐久性に欠かせないのは、少し先にも触れた「換気、通気、結露」の3つです。この3つのキーワードに欠かせないアイテムを研究結果を元に製造しているのがハウゼコさんというわけです。
今回はその実験棟と工場も見学させていただきました。
省エネルギー化の実現の為に高気密化や高断熱化をすすめる一方で、換気や通気がともなっていなければ結露の原因にもつながります。窓ガラスの結露ではなく壁の中の結露、つまり内部結露です。
冒頭にも触れましたが、木材が濡れてしまうほど怖いことはありません。
壁の中が結露しているいうことは換気や通気が十分ではないということ。換気や通気が十分でなければ濡れた木材は乾くはずがありません。濡れたままの木材はどうなっていくのか?
デザインも重要かもしれません。高性能な家も必要かもしれません。しかし、長きに渡って快適な家、つまり耐久性の高い家には「換気、通気、結露」この3つのキーワードがとても重要です。
少しでも多くのご家族が、より快適で、より豊かな暮らしが出来るよう、今後も住宅の耐久性を学んでいきます。今回は貴重な場をいただき本当にありがとうございました。
いや〜家づくりって本当に深いですね。
やってます。ご自由にフォローしてくださいませ〜。