癒しの庭
最近、土いじりを始めた夫。
どうやらこの歳になって花や家庭菜園に魅力を感じ始めたようです。
若いときは花や野菜に何の興味もなかったらしいのですが
5月に入って「つつじ」や「藤」を見に行ったり
庭の一角を耕して小さな畑を作ったり
育てているミニトマトの苗に実が成っているのを見つけてニコニコしていたり。
そんな楽しそうな夫をみて私は
「としだねぇ」
とポロッと一言。
「やっぱそうなんかなぁ・・・」と真剣に考えている夫。(笑)
歳をとると畑仕事や庭いじりをする人って多いですよね。
昔はなんでなんだろうって思ってたんですが
きっと、若い頃よりもずっとずっと「癒し」を求めてるんだろうなぁと思うんです。
歳を重ねるってとても大変なことですから。
気を遣って喋らなくてもいい、ただ眺めているだけでもいい。
世話をして愛情をかけた分、素直に応えてくれる。
今になると、ちょっと分かるなぁ。。。その気持ち。
「う~ん、まだよくわからん」そう思われた方も
もしかすると何十年か先、土いじりに目覚めるかもしれません。
そして、奥さんに「としだねぇ」って言われてるかもしれません。(笑)
外構をする時、雑草や虫などお手入れのことを考えてコンクリートや砂利、芝生で覆うことが多いですが
「土のままにしておくことで生じるリスクより、土を消し去ってしまったことで生じるリスクのほうが高い」
とおっしゃる方もいます。
コンクリートはずっとコンクリートのままですが
土は、子供の砂場になったり、木や花を植えたり、家庭菜園をしたりと使い道を変えていくことができて
そのひとつひとつがが家族の思い出として残っていきます。
お家も庭も、家族の生活とともに変えていけることが一番の理想なのかもしれません。
子供が小さいうちも、自分たちが歳をとってからも
癒しの庭がある暮らしをしたいなぁと思うじゅんじゅんでした。